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詩【隠し場所】


長詩:【隠し場所】 作:結 麻月



昨日 小さな頃の夢を見たの

その夢で私は何かを庭に埋めていたの

何を埋めたか 覚えてはいない

でもそれは きっととても大切なもの

夢を想い返し 庭を掘りかえしてみる

埋めた場所は静かに 土固く潜み入る





子供の頃の私はひどく泣き虫で

綺麗な石を集めるのが大好きで

大人という異世界に憧れていて

子供のまま大人になれるのだとほんきで信じていた

こんな小さなスコップで何を埋めたのか

でもそれは きっと小さい私の宝物





母の声がする 何をしているの?と聞く声

ナイショ ナイショと私は必死で穴を掘る

思い返すと 若い頃の私はとてもわがままだった

一人が好きなくせに怖がりで

人が好きなくせに人見知りで

20年の月日が経った今わかる

きっとあの頃大切だったものは探し出せない事





冷たく染み入る土の音に

久しく感じる声に耳を傾け探すのは

あの頃大切にした何かを見つけるため

わかるの それはきっとどんなに欲しくても

今の私には絶対に手にできない物だと言う事





20年経って今過ぎる

その夢がきっと幻想である可能性

あの頃綺麗だったスコップは取っ手もゆがんでいて

あの頃綺麗だった私の心も とってもゆがんでいて

無くしてしまった気持ちを探しているみたい






探してもらいたいという声がするの

20年前の小さな私の声

埋めるそれは 大切な大切な私の宝物

大きくなった自分人身へ送る大切な宝物

ただ一人知っているはずの私の隠し場所


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No title

長い言葉つづり。ちょっと深い部分を綴りました。
なにか感じてくれると嬉しいです。

2011.10.27 (Thu) | 結 麻月 #wVIA9fBs | URL | 編集

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